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波止場 (映画)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
波止場
On the Waterfront
ポスター(1954)
監督 エリア・カザン
脚本 バッド・シュールバーグ
原案 マルコム・ジョンソン(英語版)
『Crime on the Waterfront』
製作 サム・スピーゲル
出演者 マーロン・ブランド
カール・マルデン
リー・J・コッブ
ロッド・スタイガー
パット・ヘニング(英語版)
エヴァ・マリー・セイント
音楽 レナード・バーンスタイン
撮影 ボリス・カウフマン
編集 ジーン・ミルフォード
製作会社 ホライゾン・ピクチャーズ(英語版)
配給 コロムビア映画
公開 アメリカ合衆国の旗 1954年7月28日
日本の旗 1954年6月24日
上映時間 108分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $910,000
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予告編

『波止場』(はとば、原題: On the Waterfront)は、1954年のアメリカ合衆国のドラマ映画。監督はエリア・カザン、出演はマーロン・ブランドとエヴァ・マリー・セイントなど。ニューヨークの港を舞台に、マフィアのボスに立ち向かう一人の港湾労働者の姿を描く。

1954年のアカデミー賞にて作品賞、監督賞、脚本賞、主演男優賞、助演女優賞など8部門を受賞した。

ストーリー

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日雇い労働者として波止場で荷役をするテリー・マロイは、元ボクサーであった。テリーがボクシング界を去ったのは、ギャングの一味でもある兄・チャーリーの指示で八百長に加担したためであったが、皮肉にも八百長相手のウィルソンは、タイトルマッチに挑戦するほどのボクサーに成長していた。

ある日、テリーは地元のギャングであるジョニー・フレンドリーの命令で、古い友人を呼び出し、結果的に殺人に関与してしまう。波止場を牛耳るジョニーが自分の立場を脅かす存在を次々と殺していくことに皆怯え、テリーも逆らえずにいた最中、彼は死んだ友人の妹であるイディ・ドイルに出会う。兄の死の真実を追求する彼女の姿に心動かされ、テリーは次第に、信念に基づき生きることに目覚めていく。

その様子を知ったジョニーはチャーリーに、テリーを黙らせるよう指示する。チャーリーはテリーを説得するがテリーはそれを拒み、その結果チャーリーは殺害されてしまう。テリーは証言台に立つが、ギャングたちからの執拗な妨害工作で裏切り者のレッテルを張られたテリーには仕事もなく、労働者たちとも疎遠となる。テリーはついにジョニーを激しく罵倒し、ジョニーと殴り合いになる。ギャングの介入でテリーは瀕死の重傷を負うが、テリーの熱意に心動かされた労働者たちはジョニーの遠吠えを無視し、朦朧としつつも立ち上がるテリーと共にそれぞれの仕事に向かって行く。

キャスト

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役名 俳優 日本語吹替
NETテレビ版テレビ朝日版VOD版PDDVD版
テリー・マロイマーロン・ブランド井川比佐志若本規夫阿座上洋平上戸大貴
バリー神父カール・マルデン島宇志夫阪脩天辺汰壱
ジョニー・フレンドリーリー・J・コッブ富田耕生広瀬彰勇金成千洋
チャーリー・マロイロッド・スタイガー小林修細井重之菊池康弘森江達也
カヨ・デューガンパット・ヘニング池田勝
グローバーリーフ・エリクソン
ビッグマックジェームズ・ウェスターフィールド伊井篤史立石航己金野優樹
トラックトニー・ガレント西村知道岩瀬和樹
ティリオタミ・マウリエッロ亀井三郎水原ヒロト
ポップ・ドイルジョン・F・ハミルトン尾上優樹
モットジョン・ヘルダブランド
ムースルディ・ボンド広瀬正志
ルークドン・ブラックマン島香裕
ジミーアーサー・キーガン
バーニーエイブ・サイモン島香裕天辺汰壱
イディ・ドイルエヴァ・マリー・セイント野口ふみえ高島雅羅横山友香朝日まゆ
ジレットマーティン・バルサム[注 1]大滝進矢
ジョッコパット・ヒングル[注 2]
不明
その他
N/A千葉順二
幹本雄之
坂口征平
大塚芳忠
竹口安芸子
野本礼三
さとうあい
小島敏彦
小野丈夫
大山高男
山口健
水谷英之
多喜山ハル

※日本語吹替は上記の他、マーロン・ブランドを青野武が担当したもの[1]と川合伸旺が担当したもの[2]が存在する。

スタッフ

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日本語版

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吹き替えテレビ朝日版PDDVD版
演出 左近允洋近貞博
翻訳 額田やえ子新尾大雅
調整 高橋久義シン・アキハル
効果 PAGN/A
プロデューサー 中條寛道
制作 グロービジョンアルケミーブラザース
テレビ朝日合同会社文輝堂

主な受賞歴

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第3位(テリーの「You don't understand! I coulda had class. I coulda been a contender. I could've been somebody, instead of a bum, which is what I am.」に対して)

アカデミー賞

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受賞
アカデミー作品賞
アカデミー監督賞: エリア・カザン
アカデミー主演男優賞: マーロン・ブランド
アカデミー助演女優賞: エヴァ・マリー・セイント
アカデミー脚本賞: バッド・シュールバーグ
アカデミー撮影賞 (白黒部門): ボリス・カウフマン
アカデミー美術監督賞 (白黒部門): リチャード・デイ
アカデミー編集賞: ジーン・ミルフォード
ノミネート
アカデミー助演男優賞: リー・J・コッブ、カール・マルデン、ロッド・スタイガー
アカデミードラマ・コメディ音楽賞: レナード・バーンスタイン

英国アカデミー賞

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受賞
最優秀外国男優賞: マーロン・ブランド
ノミネート
総合作品賞
新人賞: エヴァ・マリー・セイント

ゴールデングローブ賞

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受賞
作品賞 (ドラマ部門)
監督賞: エリア・カザン
主演男優賞 (ドラマ部門): マーロン・ブランド
撮影賞 (白黒部門): ボリス・カウフマン

ニューヨーク映画批評家協会賞

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受賞
作品賞
監督賞: エリア・カザン
主演男優賞: マーロン・ブランド

エピソード

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  • 撮影されていた当時、主演のマーロン・ブランドは毎日午後4時頃になると、いつも撮影現場からいなくなっていた。実はこの頃ブランドは母を亡くし、精神的にも非常に不安定な状態だったため、精神医に通っていた。

脚注

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注釈

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  1. ↑ ノンクレジット。
  2. ↑ ノンクレジット。

出典

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  1. ↑ 阿部邦雄『TV洋画の人気者 声のスターのすべて』近代映画社、1979年。ASIN B000J8GGHO。
  2. ↑ 『スクリーン』近代映画社、1980年。

外部リンク

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