午後のロードショー : 特集
【衝撃!!午後のロードショースタッフの映画愛が異常】
午後ローが大好きすぎて、会社まで作っちゃいました!?
171分の映画でも90分に収める"編集の魔術師"×年間
鑑賞本数1200本の"映画アスリート"なプロデューサー

平日の昼下がり、テレビをつけたら突然サメが空を飛び、巨大なヘビが人を丸飲みしている――。
そんな
1996年のスタート以来、ひたすら映画を放送し続けること祝・30周年。

「普段映画を観ない人」から「筋金入りのシネフィル」まで幅広く"沼"に落としてきたこの番組は、2026年、ついに「映画を放送した地上波テレビ番組の最多エピソード数」として
そこで素朴な疑問です。
今回、午後ロー制作陣に突撃インタビュー! 番組の裏側を聞こうとしたのですが、まったく予想外なことに……

"中の人"のアツすぎる映画愛に触れれば、
【プロフィール】午後ローをつくる(良い意味で)クレイジーな映画好きたち
髙柴隆一さん
(映像編集担当(番組ディレクター)/有限会社ヘザー所属/株式会社かもめ 社長)
あらゆる映画を90分に編集し放送枠に収める"編集の魔術師"。午後ローを見守り続ける
丸岡大輔さん
(映像編集担当(番組ディレクター)/有限会社ヘザー所属/株式会社かもめ 副社長)
同じく編集を担う、もう1人の"編集の魔術師"。
尾木和佳奈さん
(放送作品担当/テレビ東京プロデューサー)
どの作品を放送するかを決める司令塔。年間で
■午後ローはまさかの少数精鋭だった! そして「午後ローが好きすぎて会社をつくった」ってウワサ、本当?

――本日は、午後ローの放送映画を編集している髙柴さん・丸岡さん、そして放送作品を決めている尾木さんにお話をうかがいます。よろしくお願いします!
髙柴さん:よろしくお願いします。午後のロードショーの編集は、尾木プロデューサーを筆頭に、私と丸岡含む数人で担当しています。
――これだけ長く・たくさん放送している番組なので、てっきり大人数のチームかと思っていました。
髙柴さん:そうなんですよ(笑)。私はもう2002年からかれこれ四半世紀ずっと午後ローに関わらせていただいてます。
丸岡さん:私たちにとって午後ローは

(C) 1995 TriStar Pictures, Inc. All Rights Reserved.
――
丸岡さん:それは少し大げさに伝わっているかもしれません(笑)。自分が午後ローに関わり始めたきっかけは、産休に入るスタッフの代わりとしてなので期間限定の予定でした。でも始めてみたらとにかく楽しくて、これが本当にやりたかった仕事だ!と。
さらに髙柴や気の合う仲間たちとも出会えたので、このチームで長く続けるにはどうしたらいいかと考えて、つくったのが「かもめ」なんです。気がつけば、設立してから12年目を迎えました。
髙柴さん:なので午後ローのために会社をつくった、とまでいうとちょっとだけ語弊が。誰がそんな情報を流したんですか?(笑) (※編集部注:テレビ東京の宣伝スタッフさんです)
しかし会社の仕事の半分近くは午後ローですし、オフィスもテレ東さんの近くなので、

© 2002 Constantin Film Produktion GmbH. All Rights Reserved.
■どんな映画も90分に――午後ローは"編集の魔術"にご注目!

©2019 DREAMWORKS LLC AND PARAMOUNT
――髙柴さんと丸岡さんの仕事=
髙柴さん:90分の枠である午後のロードショーで放送するために、1本の映画を編集して90分に収める、と理解していただければよいかと思います。
――なるほど、
丸岡さん:そうですね。CMのタイミングを測りながら、避けなきゃいけない表現や残虐シーン、ベッドシーン、チカチカ点滅する映像なども調整しつつ、おおよそ90分に収めます。何事もなくサラッといく作品もあれば、

――今までで一番苦労した作品はなんでしょうか?
丸岡さん:元の尺が
直近では169分の「ジョン・ウィック:コンセクエンス」(キアヌ・リーブス主演)ですね。また、尺が短くとも複雑な伏線回収モノだったり……
――171分を90分に。素人からすると
髙柴さん:編集をやっていると、
――変な脳汁が出るんですね(笑) もはや職業病。
丸岡さん:職業病はありますね。映画「●●●●」(編集部伏字)を最近映画館で観ましたが、つい
髙柴さん:昔は劇場がフィルム上映だったので、プライベートで映画館に行っても、

© 1972 Universal City Studios, Inc. Copyright Renewed. All Rights Reserved.
――(笑) とはいえ、午後ローで放送するため乱暴にカットすればいいわけではないですよね。
丸岡さん:
髙柴さん:初めて観る方に伝わらなかったら、作品にも視聴者にも申し訳ない。ストーリーは必須条件。あとは

■SNSもざわめく、午後ローの"神編集"を観てみよう! 一度観た映画でも、午後ローで観れば"また別の面白さ"に出合える!

© 2008 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.
――午後ローはまさに
丸岡さん:ありがたいことに
――神編集と大きな反響があった作品は?
丸岡さん:直近だと「007 スカイフォール」ですね。特に脚本がすばらしい作品で、143分あるんですが、当然ながら
尾木さん:全然大丈夫です、起きてましたから。

丸岡さん:苦渋の決断ですが、楽しい作業でもありまして、SNSで話題にしていただきました!
★ ここでちょっとブレイク! ★
話題になった午後のロードショー神編集ランキング!
「007 スカイフォール」

写真:Photofest/アフロ
上述。
「ワイルド・スピード SKY MISSION」

写真提供:アマナイメージズ
「シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション」

写真:Collection Christophel/アフロ
午後のロードショーではない正月深夜帯の枠からリストアップ。
■年間鑑賞本数…1200本!? とんでもない人がプロデューサーやってた! ケタ違いの説得力が作り出す、午後ローでの"最高の映画との出合い"

――放送する作品を選ぶプロデューサー・尾木さんの話もお聞きします。
尾木さん:昼間の放送なので、他のチャンネルからザッピングしている時に
――どういった流れで、放送作品を選んでいるのでしょうか?
尾木さん:企業秘密のリストがあって、そのなかから実際に私が観てよかったものや、視聴者の皆さんに知ってほしい作品を選んでいます。「ザ・フライ」とかも放送したいんですが、
――となると、古今東西の映画を大量に観る必要がありますよね。
尾木さん:工夫は特になくて、基本的に

© 1997 Universal Studios. All Rights Reserved.
――スキマ時間はずっと観てる?
尾木さん:映画を観ることが大事な仕事ですからね、今はいつでもどこでも観られていいですよね~。あ、もちろん会議とか同僚と話すときは、さすがに観るのをやめてます。
――となると、
尾木さん:
――ここへきて
尾木さん:どうなんでしょう、そんなに観てるんですかね?
髙柴さん&丸岡さん:尾木さんなら

© 2021 by Makac Production, Inc.
――この世のすべての映画を食らい尽くそうとしてます?
尾木さん:ただ、午後ロー担当前はここまでじゃなくて、これだけ観るようになったのは最近なんですよ。3年前から午後ローを担当しています。
――
尾木さん:
髙柴さん:もう映画アスリートですよね。
丸岡さん:映画アスリートです。
――映画アスリート……?
尾木さん:
髙柴さん:私はどうだろう……何"回"ですかねえ。我々番組ディレクターは担当作品を何度も観て編集シートをつくるので、作品本数よりも

© Warner Bros. Entertainment Inc.
■テレビで映画を放送し続ける"最後の砦" アルゴリズムには作れない「偶然の一本」と、吹き替え版を届け続ける意義

2026年4月1日、「世界で最も多く映画を放送した地上波番組」(Most episodes of a television programme broadcasting movies)としてギネス世界記録に認定された際の写真。
――テレビで映画が放送される機会が減り、
尾木さん:今はサブスクでも、

© Warner Bros. Entertainment Inc.
――午後のロードショーが、
髙柴さん:あと、午後ローは
尾木さん:吹き替え音声との二カ国語放送で、原音の放送も行っています。
■最後に:午後ローはSNSも楽しい! 観るだけじゃもったいない、感想コメント&放送リクエストをどしどし募集中!

© Warner Bros. Entertainment Inc.
――もっともっとお聞きしたいのですが、お時間もそろそろ終了です。視聴者に
尾木さん:放送を観ていただけるのはもちろん嬉しくて、もうひとつ、
※編集部追記:
尾木さん:公式SNSは私も運用担当で、
髙柴さん:飲食店なんかで
そこでは
そして観終わったら、
