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WBFF

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

WBFF
メリーランド州ボルチモア
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ブランディング
  • Fox 45
  • MyTV Baltimore(45.2)
チャンネルデジタル: 26(UHF)、WUTB(英語版)と共有
仮想: 45
系列
所有者シンクレア・ブロードキャスト・グループ
(Chesapeake Television Licensee, LLC)
開局1966年[1]
初放送1971年4月11日 (1971-04-11)
識別信号の
意味
「Baltimore's Forty-Five(ボルチモアの45)」(当初は「Baltimore's Finest Features(ボルチモアの最も優れた作品)」)
姉妹局WUTB、WNUV(英語版)
旧チャンネル番号
  • アナログ: 45(UHF、1971年 - 2009年)
  • デジタル: 46(UHF、2004年 - 2020年)
旧系列独立局(英語版)(1971年 - 1986年)
送信所出力420 kW
高度372.8 m (1,223 ft)
Facility ID10758
送信所座標北緯39度20分10.4秒 西経76度38分57.9秒 / 北緯39.336222度 西経76.649417度 / 39.336222; -76.649417
免許機関FCC
公開免許情報:Profile
CDBS
ウェブサイト

WBFF(チャンネル45)は、アメリカ・メリーランド州ボルチモアにあるテレビ局で、FOXおよびマイネットワークTVに加盟している。近郊のハントバレー(英語版)を拠点とするシンクレア・ブロードキャスト・グループの2つの旗艦局のうちの1つである。もう1つは、ワシントンD.C.にあるABC加盟局のWJLA-TV(チャンネル7)である。また、WUTB(英語版)(チャンネル24)の姉妹局(英語版)でもある。シンクレアはさらに、カニンガム・ブロードキャスティング(英語版)とのローカルマーケティング契約(英語版)(LMA)に基づき、CW加盟局のWNUV(英語版)(チャンネル54)を運営している。ただし、カニンガムの株式の大部分は、同グループの創業者で故人となったジュリアン・スミスの遺族が所有しているため、実質的にはシンクレアがWNUVを所有している。

この3局は、ボルチモア北部のウッドベリー(英語版)地区にある「テレビジョン・ヒル(Television Hill)」の、ジョーンズ・フォールズ・エクスプレスウェイ(Jones Falls Expressway)から外れた41番街(41st Street)沿いのスタジオを共同で使用している。チャンネル共有協定(英語版)により、WBFFとWUTBは、WBFFの旧来の周波数帯を使用して、スタジオに隣接するアンテナから電波を送信している[2][3]。高さ1,280-フート (390 m)のこの送信塔は、1950年代後半から使用されている、かつてのランドマークである「カンデラブラ・タワー(candelabra tower)」の近くに建っている。この旧塔は、ボルチモアの当初の主要VHF局3局、すなわちWMAR-TV(英語版)、WBAL-TV、WJZ-TVが使用していたものである。

歴史

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WBFFは、当時チェサピーク・テレビジョン・コーポレーション(Chesapeake Television Corporation)と呼ばれていた会社によって設立され、1971年4月11日に開局した[4]。同社はジュリアン・シンクレア・スミス(Julian Sinclair Smith)が支配していた。当初のコールサインの意味は「Baltimore's Finest Features(ボルチモアの最も優れた作品)」であった。これは、開局初期のWBFFが主に旧作映画を放送していたことに由来する[5]。WBFFは、ボルチモアで2番目に開局した民間UHF局であり、2番目の姉妹局(英語版)でもあった。これは、WMET-TV(チャンネル24、現在この周波数を使用しているのはWUTB)が開局してから4年後のことである。開局当初は、総合エンターテインメント局として編成されていた[4]。例えば、1990年の「ボルチモア・サン(英語版)」紙は、WBFFについて「ざらついた映像の『刑事コジャック』を放送していた局」と評している[6]。

午後の時間帯には、地元制作の子供向け番組「Captain Chesapeake(キャプテン・チェサピーク)」を放送していた。キャプテン・チェサピークを演じたのはジョージ・ルイス(George Lewis)で、その相棒である海の怪物「Mondy(モンディ)」を演じていたのはジェームズ・ユーリン(James Uhrin)だった。ユーリンはその後も、「Traffic Jam Jimmy(トラフィック・ジャム・ジミー)」という別名でWBFFでの仕事を続けた[4]。

財政難を抱えていたにもかかわらず、WBFFは十分な利益を上げられるまでに成長し、ジュリアン・スミスは放送事業をさらに拡大することを決めた。スミスは、チェサピーク・テレビジョンの子会社であるコマーシャル・ラジオ・インスティテュート(Commercial Radio Institute)を通じて、1978年にペンシルベニア州ピッツバーグで新たな独立局WPTT(現:WPNT(英語版))を開局した。1984年には、コマーシャル・ラジオ・インスティテュートがスミスにとって3局目となる放送局、オハイオ州コロンバスの独立局WTTE(英語版)を開局した。同じ1984年、WBFFは再び地元で競合局を迎えることになった。当時開局から2年しか経っていなかったWNUV-TVは、それまで有料テレビ(英語版)局として運営されていたが、昼間の時間帯に総合エンターテインメント番組を編成するようになり、1986年までには終日、同ジャンル番組を放送する局へと移行した。

1985年、ジュリアン・スミスは自身が所有する3つの放送局を統合して、シンクレア・ブロードキャスト・グループ(Sinclair Broadcast Group)を設立した。この頃、彼の息子の一人であるデイビッド・D・スミス(英語版)が、3局の運営において重要な役割を担うようになった。1986年、シンクレアはWBFFとWTTEを、同年10月9日に放送を開始する新興ネットワーク、フォックス・ブロードキャスティング・カンパニー(FOX)の加盟局とすることで合意した。FOXの成長・台頭は、シンクレア・ブロードキャスト・グループの成長・拡大とも歩調を合わせる形となった。シンクレアは1990年代を通じて、ボルチモア、コロンバス、ピッツバーグの3都市を越えて、その放送網を拡大していった。

1991年4月にニュース部門が開設された[7]。同年6月3日、WBFFでニュース番組『News at Ten』がスタートし、リサ・ウィリス(Lisa Willis、ニュージャージー州セコーカスのWWOR-TV出身)とジェフ・バーンド(Jeff Barnd)が共同アンカーを務めた[8]。『ボルチモア・サン(英語版)』紙のテレビ評論家、デイビッド・ズラウィク(英語版)は、初回放送について「映像的には興味深い」と評価する一方、ニュースの選び方については、「昨夜、チャンネル45が硬派なニュースの代わりに提供したのは、金銭、健康、エンターテインメントに関する特集だった」と批判した[9]。

そして同年9月、シンクレアは大胆な行動に出て、WMAR-TVの係属中だった免許更新に異議を申し立てるとともに、新局開設を求める自らの対抗申請を提出した。WMAR-TVはその前年6月にE・W・スクリップス・カンパニーへ売却されていたため、シンクレアは、市外の企業ではボルチモア市の公共の利益に効果的に奉仕することはできず、また、価値のあるチャンネル割り当て(通常の条件ではチャンネル2のアナログ信号が非常に長距離まで届く)は、代わりに地元で既に実績のある放送事業者に与えられるべきだと主張した。しかし、この策略は功を奏さず、WMAR-TVはチャンネル2にとどまった[10]。

WBFFは1994年、FOXがWJZ-TVとの系列契約について交渉に入ったことで、FOXとの系列関係を失いかけたが、WJZ-TVは最終的にCBSとの系列契約を選択した[11]。また、CBSとの系列関係を解消した後のWBAL-TVも候補として検討されたが、WBAL-TVは最終的にNBCとの系列契約を選択した[12]。

1996年、チャンネル45は『NFL on Fox』を通じて、ボルチモア・レイブンズの試合中継を放送し始めた。同局には、1シーズンにつき少なくとも2試合を放送する権利が与えられている(通常は、レイブンズがM&Tバンク・スタジアムでNFCのチームを迎え撃つ試合)。2014年からは、NFLが新たな「クロスフレックス(cross-flex)」放送ルールを導入したことにより、試合がWJZ-TVからWBFFへ任意に変更される場合がある。さらに、2018年から2021年にかけては、FOXが独占契約を結んでいたため、レイブンズが関係する『サーズデーナイトフットボール』の全試合を同局が放送した。

ボルチモアのウッドベリー(英語版)地区にある、WBFFとWNUVのスタジオ・オフィス併設施設。

シンクレアは1994年、WNUVの所有者であるエイブリー・コミュニケーションズ(Abry Communications)を買収した。当時は複占(英語版)が認められていなかったため、チャンネル54は、元シンクレア幹部のエドウィン・エドワーズ(Edwin Edwards)が所有する会社、グレンケアン(Glencairn Ltd.)に分離譲渡された。しかし、グレンケアンの株式はほぼ全てスミス一族が所有していた。実質的には、シンクレアはこれによってボルチモアで複占体制を築き、さらに地元における主要な競争相手を弱体化させたことになる。シンクレアはさらに、WBFFを主要パートナーとするローカルマーケティング契約(英語版)(LMA)の下でWNUVの運営を引き継ぐことにより、規則を回避した。

シンクレアは2001年、グレンケアンを完全買収しようとしたが、FCCの複占に関する規則により、WNUVを買収することはできなかった。ボルチモア市場は比較的大きな市場であるにもかかわらず、フルパワー局は7局しかない(メリーランド・パブリック・テレビジョン(英語版)が運営する、市場内に免許を付与された2局を1局として扱う場合は6局)。これは、FCCの規則が複占を合法的に認めるために必要とする局数より2局少ない。FCCは、複占が成立した後も市場内に8つの異なる放送局所有者が存在することを求めており、実質的に、複占を認められるのは少なくとも9局のフルパワー局がある市場に限られている。グレンケアンは社名をカニンガム・ブロードキャスティング(英語版)に変更し、WNUVの所有権を維持した。しかし、カニンガムの株式のほぼ全ては、スミス一族が所有する信託によって保有されている。この事実上の複占は現在まで続いている。一方、シンクレアとグレンケアン/カニンガムとの緊密な関係から、カニンガムは、シンクレアがFCCの所有規制を回避するために利用している単なるペーパーカンパニーにすぎないとの指摘がなされている。

WBFFは新世紀を迎えた時点で、地元市場でもFOX加盟局としても好調に発展していたが、ネットワーク側の動向が同局の直近の将来を脅かした。2001年、FOXの親会社であるニューズ・コーポレーションは、クリス・クラフト・インダストリーズ(英語版)のテレビ事業の大部分を買収したことにより、ボルチモアのUPN加盟局WUTB(英語版)(旧WMET-TV)の新たな所有者となった。FOXがWBFFからWUTBへ番組を移すことを検討しているとの噂が飛び交った。自社の地元市場における利益を明らかに守るための動きとして、シンクレアはFOXを説得し、WBFFをFOXネットワークに残す長期契約を締結させた。同じ脅威が2006年1月に再び浮上した。この時、UPNの所有者であるCBSコーポレーションと、The WBテレビジョンネットワークの所有者であるタイム・ワーナーは、両ネットワークを終了し、新たなCWテレビジョンネットワーク(The CW)に置き換えると発表した。しかし、The CWの設立から1ヶ月後、ニューズ・コーポレーションは、WUTBを含む同社の他のUPN加盟局を、新たに開始するマイネットワークTVサービスの中核とすると発表した。

2006年5月1日、レトロ番組を放送するデジタルサブチャンネル「45.2」を開始した。これは、同市場で初めて開設された天気予報以外の番組を放送するサブチャンネルだった[13]。

2012年5月15日、シンクレア・ブロードキャスト・グループとFOXは、シンクレアが所有する19のFOX加盟局(WBFFを含む)とのネットワーク系列契約を5年間延長することで合意し、契約期間は2017年までとなった。 この契約には、2012年7月1日から2013年3月31日まで行使可能なオプションが含まれており、シンクレアがWUTBを買収することを認めるものだった。これにより、WBFFおよびWNUVとの事実上の3局体制(virtual triopoly)が形成されることになる。一方FOXには、シンクレアが所有する6つのCWおよびマイネットワークTV加盟局のうち、3つの市場から任意の組み合わせで買収する選択権が与えられた。この6局のうち2局は、マイネットワークTVに系列する単独局だった。対象となった4市場のうち3市場は、ローリー(WLFL、WRDC(英語版))、ラスベガス(KVCW(英語版)、KVMY)、シンシナティ(WSTR-TV(英語版))、ノーフォーク(WTVZ(英語版))だった。この契約およびWUTB買収オプションに基づき、シンクレアはWBFFのFOX系列を継続するために5,270万ドルを支払うことになっていた。ただし、FOXがオプションに含まれるシンクレアの局のいずれかを買収する権利を行使した場合、系列契約に伴う支払い額は2,500万ドルに減額されることになっていた[14]。2012年11月29日、シンクレアはディアフィールド・メディア(英語版)を通じて270万ドルでWUTBを買収するオプションを行使した。売却が完了した後、WUTBはディアフィールドの他の局と同様に、ローカルマーケティング契約(LMA)に基づいてシンクレアによって運営されることになった[15]。2013年1月、FOXは、先の買収オプションに含まれていたシンクレアの局のいずれについても、買収する権利を行使しないと発表した[16]。同年5月6日、FCCはWUTBのディアフィールド・メディアへの売却を承認した[17]。シンクレアはその8日後に正式にWUTBの運営を引き継いだが、売却手続きそのものが正式に完了したのは6月1日だった[18]。WUTBの売却完了により、ボルチモアは、非商業の公共テレビ局グループを除けば、1社がフルパワー局による事実上の3局体制(英語版)を運営する市場として最大の市場となった。WBFFは、ボルチモア市場で、主要ネットワーク系列を一度も変更していない唯一の局であり続けている。

2016年4月28日午後、偽の爆弾を身に着けた人物による脅迫を受け、WBFFのスタジオは避難措置が取られた。容疑者は、同局の駐車場で自分の車にも火を付けたとされている。その後、容疑者は警察官(英語版)に銃撃され、身柄を拘束された。同局と終末の預言に関するコンテンツを共有したいという意図(動画を収録したUSBドライブが警備員によって押収されていた)以外に、この事件の具体的な動機は判明しなかった[19]。

WBFF-DT2

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2006年5月1日、WBFFは2番目のデジタルサブチャンネル(英語版)(45.2)で、当初は「WBFF-2」と呼ばれていた新しいサービスを開始し[13]、後に「Good TV」へ改称した[20]。このデジタル専用チャンネルでは、往年のテレビ番組を放送していた[13]。この編成は、MeTV(英語版)、アンテナTV(英語版)、レトロ・テレビジョン・ネットワーク(英語版)など、往年のテレビ番組を中心とする全国規模のデジタル・マルチキャスト・ネットワークが複数登場するよりも前から行われていたものである。また、「Good TV」では、日曜朝の教会礼拝の中継を拡充したほか、地元のイベントや有料番組も放送していた[13]。このチャンネルは、2008年9月30日頃に放送を終了し、ディスTV(英語版)に枠を譲った。ディスTVは2017年まで放送され、その後はTBDの番組に置き換えられた。2021年7月、TBDはWUTBへ移動した。これに伴い、それまでWUTBで放送されていた「My TV Baltimore」の番組編成は、マイネットワークTVの番組ラインナップを含め、逆にWBFFの45.2サブチャンネルへ移動した。

ニュース運用

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現在、WBFFは週55時間のローカル制作ニュース番組を放送している(平日は1日9時間30分、土曜日は4時間、日曜日は3時間30分)。ニュース番組に充てられている時間数という点では、これはボルチモアのテレビ放送局の中で最も多いローカルニュース番組の放送時間であり、さらにメリーランド州全体のテレビ放送局の中でも最多となっている。また、これはシンクレア・ブロードキャスト・グループが所有・運営する放送局の中でも最多のニュース番組放送時間である(同社のFOX加盟局の中でも、また同社が運営するテレビ局全体でも最多)。

シンクレアはWBFFのニュース部門の開設に投資することを決定し、同局は1991年6月3日、毎晩22:00のニュース番組を開始した。同番組では、リサ・ウィリス(Lisa Willis、元WWOR-TV)とジェフ・バーンド(Jeff Barnd)が共同アンカーを務めた。2000年3月には、平日朝のニュース番組を、2003年2月には、平日夜の23:00のニュース番組を追加した。この番組は、ハントバレー(英語版)に置かれていたシンクレアの現在は廃止された集中型ニュースサービス「ニュースセントラル(News Central)」から放送された。その後、2005年1月には、平日朝のニュース番組の開始時刻が5:30に繰り上げられ、さらに17:30の早朝ニュース番組が編成に追加された。2008年6月2日、WBFFはローカルニュース番組のハイビジョン放送を開始したボルチモア初のテレビ局となった。

元ニュースアンカーのジェフ・バーンドは、シンクレアが配信したシンジケーションニュース番組『American Crossroads(アメリカン・クロスローズ)』で、司会と解説を務めたこともある。WBFFは、『シンプル・ライフ』第3シーズンのあるエピソードにも登場した。このエピソードでは、パリス・ヒルトンとニコール・リッチーが同局の平日朝のニュース番組を乗っ取り、2人は天気予報を読み上げたり、テレプロンプターをいたずらしたりした。後にCNNのアンカーとなったトニー・ハリス(英語版)は、かつてWBFFのリードアンカーを務めており、リサ・ウィリスと共同でアンカーを担当していた。2015年には、元WJZ-TV共同アンカーのカイ・ジャクソン(Kai Jackson)が、同局のリードアンカーに指名された。

2011年1月24日、平日朝のニュース番組を4時間から5時間に拡大し、平日の5:00から10:00まで放送するようになった。このうち9:00からの放送は『Fox 45 Good Day Baltimore』と呼ばれた。2012年4月9日、夕方の早い時間帯のニュース番組を拡大し、17:00からさらに30分間のニュース番組を追加した。これに伴い、『ジャッジ・ジュディ(英語版)』は16:00からの1時間番組に移動した。17:30のニュース番組は引き続き放送されたが、別個のニュース番組として扱われるようになった。2015年には、16:00のニュース番組を追加し、『ジャッジ・ジュディ』は15:00に繰り上げられた[21]。2013年1月20日、週末朝のニュース番組を開始した。土曜朝には2時間のニュース番組を、日曜朝には3時間のニュース番組を編成した(日曜日のニュース番組の3時間目は、『FOXニュースサンデー(英語版)』の後に放送された)[22]。

論争

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2014年12月21日、WBFFのニュース部門は、誤解を招くような編集が行われていたと指摘された動画を放送したことで批判を受けた[23]。この動画は、エリック・ガーナーの死亡事件を受けて行われた、警察による過剰な暴力(英語版)に抗議するデモを撮影したものだった。ボルチモアの女性タワンダ・ジョーンズ(Tawanda Jones)に率いられた抗議参加者たちは、「We won't stop. We can't stop till killer cops are in cellblocks.(私たちはやめない。殺人警官が刑務所の独房に入るまで、やめることはできない)」と連呼していた。しかし、同局の22:00のニュース番組で編集されて放送された動画では、抗議参加者たちが「kill a cop(警官を殺せ)」と連呼しているかのように見える内容になっていた[23][24]。動画が放送された翌日、WBFFはオンライン上で、編集した動画について謝罪した。同局は、この報道が抗議参加者たちの掛け声を「正直な誤解(honest misunderstanding)」によって取り違えたものだったと説明し、当該報道を同局のウェブサイトから削除した[25]。その後、同局のニュースアンカーが、同局の17:30のニュース番組に出演したジョーンズに対し、直接謝罪を行った[24]。

この事件を受け、当該動画への関与があったとされることに関連して、記者のメリンダ・ローダー(Melinda Roeder)とカメラマンのグレッグ・マクネア(Greg McNair)が解雇された。当時のニュースディレクターであったマイク・トムコ(Mike Tomko)は、1日間の停職処分を受けた[26]。

2024年6月、WBFFは再び論争を巻き起こした。「ボルチモア・サン(英語版)」の記者組合が、同紙の記事のいくつかが、WBFFのニューススタッフが作成した内容を、同スタッフに事前に知らされることなく流用したものだったことを明らかにしたためである。その中には、「ボルチモア・サン」の記者による報道ではなく、WBFF独自の報道を中心に既存の内容を編集し直したものも含まれていた。同紙は同年2月、シンクレア会長のデイビッド・スミスと、保守派コメンテーターのアームストロング・ウィリアムズが率いるコンソーシアムによって買収されていた。ウィリアムズは、シンクレアと共有サービス契約(shared service agreements)を結んでいる複数のテレビ局を所有しており、彼の週刊番組はそれらの局で放送されている。同じ時期、同局は、フェルスポイント(英語版)地区で発生する犯罪に関する報道をめぐって、危機を必要以上に煽るような報道姿勢(英語版)についても批判を浴びていた[27]。

2024年12月、ザ・センテンシング・プロジェクト(英語版)は、ボルチモアの主要メディア6社における青少年犯罪の報道を分析した報告書を発表した。同団体はこの報告書で、若者による犯罪についての問題のある報道は、特にWBFFで顕著だったと指摘した。WBFFは他の地元ニュースメディアと比べ、少年が関与する犯罪事件や、司法制度の寛大さと受け取られる事例について、恐怖を煽るようなセンセーショナルな報道を放送する可能性がはるかに高かったという。2024年1月から6月までにボルチモアで発生した犯罪について報じたWBFFの記事のうち、53%が少年に焦点を当てており、80%が市全体の青少年犯罪率が上昇していると主張していた。しかし、これは、市内での逮捕者に占める青少年の割合が約5%にすぎないことと相反している。また、実際の少年犯罪に関するデータは様々な傾向を示しているものの、長期的には全体として少年犯罪が改善傾向にあることを示している。さらに報告書は、WBFFおよびシンクレア・ブロードキャスト・コーポレーション(Sinclair Broadcast Corporation)に関係する記者が州議会議員に対して威圧的な行為を行ったとも主張した。議員らによれば、彼らは、「健全な報道に必要な基本事項を欠いたセンセーショナルな記事を繰り返し取り上げることに基づく、架空の『青少年犯罪の波』という物語」について質問するメディア関係者から追及され、車まで追いかけられたという[28]。

著名な過去の出演者

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技術情報

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サブチャンネル

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WBFFの信号は多重化(英語版)されている。

WBFFとWUTBのサブチャンネル[32]
ライセンス チャンネル(英語版) 解像度 短縮名 番組編成
WBFF 45.1 720pWBFF45FOX
45.2 MyTV独立局(英語版)(マイネットワークTVを放送)
45.4 480iCharge!チャージ!(英語版)
WUTB 24.1 WUTBロアー(英語版)

アナログからデジタルへの移行

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WBFFは、アメリカのフルパワーテレビ局が連邦政府の義務によりアナログ放送からデジタル放送へ移行する(英語版)当初の期限日であった2009年2月17日に、UHFチャンネル45でのアナログ信号を停止した(この期限は後に2009年6月12日まで延期された)。同局のデジタル信号は、移行前から使用していたUHFチャンネル46に残され、仮想チャンネル45を使用した[33][34]。

2015年9月、WBFFは、ATSC 3.0(「Futurecast」と呼称)の試験放送をボルチモアおよびワシントンD.C.で開始すると発表した。試験放送には2送信所による単一周波数ネットワーク(英語版)(SFN)が用いられ、各都市に1つずつ送信所を設置し、UHFチャンネル43で4K UHDTVおよびモバイル向けの映像を視聴者に提供するものだった[35]。「WI9XXT」と呼ばれたこの局は、2015年8月24日に実験放送を開始し、特別一時認可(英語版)は2016年2月25日に終了した[36][37]。WI9XXTの放送は、ワシントンD.C.北西部(英語版)にあるWRC-TVの送信塔と、ボルチモアのウッドベリー(英語版)にあるWBFFの送信塔から行われた。

2016年~2017年のFCCインセンティブオークション(英語版)後の周波数再編(英語版)の一環として、WBFFは2020年にUHFチャンネル26へ移行した[38]。

脚注

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  1. ↑ "Examiner disagrees with FCC hearing policy." ブロードキャスティング(英語版), August 8, 1966, pg. 74: "Hearing Examiner Millard F. French recommended a grant to Chesapeake Engineering Placement Service Inc. seeking to operate on channel 45 in Baltimore and denial of Erway Television Corp.'s application for the same facilities."
  2. ↑ Fybush, Scott (2010年1月15日). “TV Hill, Baltimore, 2008”. Tower Site of the Week. 2022年1月5日閲覧。
  3. ↑ “Contact”. My TV Baltimore. 2018年9月9日閲覧。
  4. 1 2 3 Boynton, Christine (2016年4月11日). “WBFF-TV Channel 45 Celebrates 45th Anniversary”. Fox 45 News. 2016年4月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年12月26日閲覧。
  5. ↑ Cairns, Kathleen (2016年4月11日). “WBFF celebrates 45 years on air”. WBFF-TV 45 (Baltimore, MD). 2016年5月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年11月28日閲覧。
  6. ↑ Hill, Michael (November 1, 1990). “WBFF to join big leagues with 10 p.m. news”. The Baltimore Sun. p. D1. Retrieved December 26, 2025 – via NewsBank.
  7. ↑ Zurawik, David (April 24, 1991). “WBFF unveils news team”. The Baltimore Sun. p. 1D. Retrieved December 26, 2025 – via NewsBank.
  8. ↑ Hill, Michael (June 3, 1991). “Channel 45's 'News at Ten' debuts after much rehearsing”. The Baltimore Sun. p. C1. Retrieved December 26, 2025 – via NewsBank.
  9. ↑ Zurawik, David (June 4, 1991). “Fox's 'News at Ten' good on visuals, pacing but thin on hard news”. The Baltimore Sun. p. 1C. Retrieved December 26, 2025 – via NewsBank.
  10. ↑ Zurawik, David (September 13, 1991). “Smith family seeks to take Channel 2; WBFF owners' move could shift WMAR”. ボルチモア・サン(英語版). Retrieved March 18, 2013.
  11. ↑ “Three suitors line up to call on jilted WJZ-TV” (1994年6月18日). 2026年9月9日閲覧。
  12. ↑ “WJZ to join CBS in 3-station deal” (1994年7月15日). 2026年9月9日閲覧。
  13. 1 2 3 4 Madigan, Nick (February 8, 2006). “New WBFF digital channel to rerun local favorites”. ボルチモア・サン(英語版). Retrieved September 11, 2014.
  14. ↑ “TV News Check” (英語). TV News Check (2024年2月3日). 2024年2月3日閲覧。
  15. ↑ “Sinclair Makes It A Triopoly in Baltimore”. TVNewsCheck. 2013年10月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年11月29日閲覧。
  16. ↑ “TV News Check” (英語). TV News Check (2024年2月3日). 2024年2月3日閲覧。
  17. ↑ “WUTB”. FCCData.org. 2018年9月9日閲覧。
  18. ↑ “CDBS Print”. 2026年9月9日閲覧。
  19. ↑ “Man wearing animal outfit shot by police outside Baltimore TV station”. ボルチモア・サン(英語版). Retrieved April 29, 2016.
  20. ↑ “History”. sbgi.net. Sinclair Broadcast Group. 2014年7月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年9月11日閲覧。
  21. ↑ “News wars: WBFF-TV to add early newscast starting April 9”. ボルチモア・サン(英語版). Archived from the original on October 6, 2014. Retrieved February 29, 2012.
  22. ↑ “WBFF Fox 45 to launch weekend newscasts”. ボルチモア・サン(英語版). October 24, 2012. Archived from the original on July 8, 2013. Retrieved October 24, 2012.
  23. 1 2 Zurawik, David (January 9, 2015). “'Kill a cop' video may undercut WBFF's big plans”. ボルチモア・サン(英語版). Retrieved December 9, 2020.
  24. 1 2 Zurawik, David (December 22, 2014). “WBFF apologizes for misleading edit on videotape of protest chant”. ボルチモア・サン(英語版). Retrieved December 9, 2020.
  25. ↑ “Apology post made by WBFF-TV”. WBFF-TV (via the station's Facebook page) (2014年12月22日). 2022年2月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月9日閲覧。
  26. ↑ Zurawik, David (December 31, 2014). “WBFF drops Melinda Roeder, photographer after misleading edit of protest video”. ボルチモア・サン(英語版). Retrieved December 9, 2020.
  27. ↑ Wagner, Laura (June 11, 2024). “Baltimore Sun republishes reports from new owner's TV station”. ワシントン・ポスト. Retrieved June 20, 2024.
  28. ↑ Mendel, Richard (December 11, 2024). “The Real Cost of 'Bad News': How Misinformation is Undermining Youth Justice Policy in Baltimore”. The Sentencing Project. Retrieved December 21, 2024.
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外部リンク

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