データログ
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データログとは、システムや機器の稼働状況、センサーの値、ユーザーの操作などの履歴を時系列で記録したデータを指す。単に「ログ」と呼ばれることも多く、システムのトラブルシューティング、セキュリティ監視、性能改善など幅広い分野で活用されている。
呼称
[編集]サーバーへの接続履歴は慣用的に「アクセスログ(access log)」と呼ばれる。また、慣用的にブラウザからの接続履歴は「閲覧履歴(browsing history)」と呼ばれる。
慣用的に「履歴」の意味で「過去ログ」という言葉が使われることがあるが、ログはは本来過去のものであり、厳密には重言(二重表現)である。
語源
[編集]本来は、ログは船の速力を知るための測定儀をいった[1]。帆船時代、1mほどの丸太 (log) を船首から投下し船尾が到達するまでの時間を砂時計で測って船の速力を割り出していた[1](ノット参照)。
自動車のログ
[編集]自動車の性能特性は診断ポートを通して監視することができる (OBD2 など)。また、これにデータロガーと呼ばれる専用装置や PDA、ノートパソコンを接続してデータログを記録し、解析することができる。
モータースポーツ用に改造された自動車でよく使用される。
なお、走行データ(ログ)の解析結果をもとに車載コンピュータの設定を変更し、性能改善に活用するケースもある。
主な種類
[編集]システム・サーバーログ:OSやアプリの動作状況、エラーメッセージの記録。
アクセス・操作ログ:誰が・いつ・どのファイルやウェブサイトにアクセスしたかの記録。
走行・車載データログ:自動車の車載コンピュータが記録する速度、エンジン回転数、アクセル開度などのデータ。(前述)
センサーデータログ:温度・湿度・圧力など、IoT機器や工場設備が計測した環境データ。
利用
[編集]データログは様々な目的で利用される。以下は利用例である。
ロギングは以下のようなステップの第一歩として機能する。
- ロギング:アプリケーションの出力を記録。
- フィルタ:健全性に関わるログのみを選別。
- メトリクス化:多様なログを[時刻, 健全度]といった特定形式の指標へ変換。
- 集計:期間中のメトリクスの全体像を示す平均値・分散等の記述統計量を算出。
- 可視化:グラフ化等を用いたメトリクス・集計結果の表示。
- 通知:現在の状態あるいは異常事態の発生を利用者へ報告。
出典
[編集]- 1 2 3 池田, 勝; 池田, 正男 (2002). “古今(こきん)用語撰”. らん:纜 57: 22–29. doi:10.14856/ran.57.0_22.
参考文献
[編集]関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- Beobachter - ウェイバックマシン(2007年3月13日アーカイブ分) - オープンソースのログファイル監視ソフトウェア
- Logtext - フリーなロギングユーティリティ(Windows)
- Pantheios - C++用ロギングライブラリー
- Mango M2M - データロギング・監視・デバイス制御のためのオープンソースソフトウェア
- A free PHP script for logging website access