スネアドラム
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| 別称:小太鼓 | ||||||||||
| 各言語での名称 | ||||||||||
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| 分類 | ||||||||||
| ドラムセット |
| その他 |
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チャイナシンバル | カウベル | シズルシンバル | |

スネアドラムは、打楽器の一つ。両面太鼓の一種であり、膜鳴楽器に分類される。サイドドラムとも呼ばれる。バスドラムを大太鼓というのに対し、スネアドラムを小太鼓ということもある[1]。
概要
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このモデルはスネアベッドといった加工がされている
スネアドラムは、中世の打楽器タボールをルーツとしている。[2] スネアドラムのシェルの材質は、カエデ、カバ、アッシュ、ポプラ、マホガニー、ブナなどの木材を原材料として製造されている。[3]ドラム演奏の技術として、リムショット[4]や、トレモロなどがある。トレモロとは、スネアやタム(トムトム)、シンバルなどを細かく連打して音を長く伸ばしたり、震えるような揺れを作成する奏法のことである。[5]名称は、snare wireと呼ばれる細いコイル状の金属線が主に底面の膜に接するように張られていることが由来で、これが振動する膜に副次的な打撃を与えて独特の音を出す。機械的に金属線と膜との接触を解除する機能がついている機種は、トムトムとして使うことも出来る。
ときおり見かけるファイア・クラッカー・スネアは、ピッコロ・スネアよりもさらに小さいスネアで、特徴的な音を奏でることができる。[6]古来、西洋の軍楽隊などで伝統的に用いられ、後にはオーケストラ、ブラスバンド、コンサート・バンド、パレード、ドラム・ラインズといった編成にも加えられる。ドラムセットの重要な構成楽器でもある。打面は他の太鼓同様、本来は動物の皮であったが、のちには主にプラスチックフィルムが使われている。ジャズなどでワイヤーブラシを用いて擦って演奏する場合、コーティングヘッドでないと摺動音が出せない。ブラスバンド、マーチングバンドなどには、ルーディメンツと呼ばれる基礎奏法が存在する。マーチング、ドラムコー[7]で現在も発展してきている。スネアが印象的に使用されている楽曲にはビートルズ「カム・トゥゲザー」、スティーヴ・ミラー・バンド「テイク・ザ・マネー・アンド・ラン」、ローリング・ストーンズ「悲しみのアンジー」などがある。[8]
ピッコロ・スネア
[編集]ピッコロ・スネア・ドラムは、通常のスネアよりも高い音を求めるドラマーのためのスネアである。[9]
ドラムセットでの利用
[編集]スネアドラム奏者が一人で様々な音が出せるように楽器が増えていき、現在のドラムセットになったという側面もある。いわゆるロック・ドラムでは、2拍・4拍目のバックビートを強調するためにスネアドラムが用いられている。キットには、ハイハット、タム、シンバル、バスドラム、スネアが一般的なレイアウトである。付属品にはカウベルなどがある。[10]
技法/テクニック
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出典A-B[11]: 通常のヘッド部分をスティックで叩く音以外にも、いくつかのスネアドラム特有の打音を発生させることができる。
- オープン・リムショット,A
- スティックの先端がヘッド面を打撃すると同時に、手前の部分がリム(枠の部分)にも当たるように振り下ろすことで、独特の甲高い打音が得られる。ロックドラムのバック・ビートなどで用いられる。
- クローズ・リムショット,B
- 通常とは逆にスティックを持ち、スティックのチップをヘッドに接するように置き、持ち手側でリムをヒットするのがポピュラーであるが、出したい音色などにより、通常のままヒットする場合もある。
ブラシ(付属品)
[編集]奏法
[編集]- シングル・ストローク(一つ打ち)
一回の手の動きで一つの打音を出す。すべての基本となる奏法。
- ダブル・ストローク(二つ打ち)
一回の手の動きで二つの打音を出す。1打目は一つ打ちと同様に打面を叩き、その反動で跳ね返ってくるスティックを握るような感覚で指をうまく利用し2打目を得る。[13]
- シングルストローク・ロール
- 連打。右左右左の順番に高速にストロークする。スネアでロールとして使用するにはかなり高速でストロークする必要がある。一般的には、ティンパニー・バスドラム・テナードラム(タム)・鍵盤打楽器でのロールで用いる。
- ダブルストローク・ロール
- ダブルストロークを高速で持続させるロール。オープンロールは押し付けて2打ずつ。ダブルストロークは指でコントロールして2打ずつであるため区別されることがしばしばある。
- バズ・ストローク
- クローズドよりも少し荒い。左右それぞれ3打ずつになるよう演奏する。打面を転がすようには演奏しない。[14]
- ロール
管楽器のような持続音を得るための奏法。下記の方法がある。
- オープン・ロール
- クローズド・ロール
- 「ザー」という波音のような音を奏でる奏法。打面を叩いた時のスティックの反発を利用し、一回の手の動きで3打音以上の音を発する。粒立ちをきれいにつぶすように、かつ、打面の上を転がすように演奏する。主にクラシックの分野で用いられる。
スネアの材質と構造
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古くは動物の皮を使用していたが、1956年にチック・エヴァンスがポリエステルをドラムヘッドとして使用したことに始まり[15]、その優れた耐久性、耐天候性、製造コストの低さから、振動膜としてプラスティック素材を使用することが主流となっている。
- シェル(胴)
ドラムシェルにはプライ(薄い木板)が用いられる。[16]ドラムシェルには、ウッド、合成樹脂の他、多種の金属(リン青銅、赤銅、真鍮、鉄、ステンレス・スティール、アルミ、チタン、合金)などの素材が使用されている。
- 材質
金属
木材
その他
グリップ(握り方)
[編集]スティック(ばち)の握り方に2種類が存在する。
- マッチド・グリップ
レギュラー・グリップが左右非対称であるのに対し、両手ともにスティックに対して上から均等に持つ握り方。[17]ドラムセット(ドラムキット)の登場や、立奏用スタンドやドラムコーでのベルトなどの機材の発達により、打面を水平にして演奏することが可能となってきたため、現在ではこの奏法が主流となっている。
- レギュラー・グリップ
右手はスティックに対して上から持つ通常の握り方だが、左手は親指と人差し指で挟み込むように持つ、左右非対称の持ち方。トラディショナル(伝統的な)・グリップとも呼ぶ。古来スネアドラムは軍隊の行進などに用いられていたが、このとき、奏者のベルトの右側に吊るすように装着していたため、演奏中に打面が右側へ傾斜する。 マッチド・グリップを利用する奏者が大半だが、クラシックやジャズドラマーを中心に、この奏法を好む奏者も存在する。
マーチング/ドラム・コーでの利用
[編集]マーチング・バンドでは、キャリングホルダーと呼ばれる器具を用いて奏者の体に装着し、歩きながら演奏する。スネアドラムは通常1人ではなく数人(10人以上になることもある)で同じフレーズを同時に演奏する。通常のスネアドラムよりも、胴を深く高いピッチにチューニングできるように強化されたマーチングスネアを用いる。
- サイドドラムとスナッピー
- サイドドラムにはスナッピーが使用され、スナッピーには通常の金属ではなく、ガットを使うことで派手な音を出す。[18]
スネアドラムが印象的な作品
[編集]- ビートルズ「カム・トゥゲザー」[19]
- スティーヴ・ミラー・バンド「テイク・ザ・マネー・アンド・ラン」[20]
- ローリング・ストーンズ「悲しみのアンジー」[21]
- カレル・フサ:プラハ1968年のための音楽
- モーリス・ラヴェル:ボレロ(特に冒頭)
- グスタフ・マーラー:交響曲第3番(第1楽章)
- ドミートリイ・ショスタコーヴィチ:交響曲第11番「1905年」 第2楽章の「虐殺」シーンでは皇帝軍の一斉射撃を表している。
スネア関連本
[編集]- 小太鼓100曲集 - (共同)網代/岡田 著
- 基本リズムを学ぶ スネア・ドラムのためのベーシック・リズム・メソッド - (ATN) 大久保宙 著
- スネア・ドラムの現代奏法 - ゴールデンベルグ Modern School for Snare Drum - Goldenberg
- ポートレイト・イン・リズム - シローネ Portraits in Rhythm - Cirone
主なメーカー
[編集]- パール
- ラディック
- グレッチ
- カノウプス
- Dunnett Classic Drum
- OCDP (ORANGE COUNTY DRUM & PERCUSSION)
- SAKAE
- SONOR
- TAMA
- ヤマハ
他
脚注
[編集]出典
[編集]- ↑ “打楽器”. 教育出版. 2023年10月3日閲覧。
- ↑ History drummagazine.com 2026年6月3日閲覧
- ↑ Need know Snare drums moderndrummer.com 2026年6月2日閲覧
- ↑ Rimshot drumsmagazine.jp2026年7月2日閲覧
- ↑ トレモロ musescore.org 2026年6月4日閲覧
- ↑ Different Types of Snare Drums: The Ultimate Guide moderndrummer.com 2026年6月4日閲覧
- ↑ ドラムコー(Drum Corps) は、金管楽器と打楽器、シンセサイザー、カラーガードによって構成されるマーチングアンサンブル
- ↑ Best snaredum songs Drumminginsider.com 2026年4月30日閲覧
- ↑ Piccolo snare drum musicalexpert.org 2026年6月2日閲覧
- ↑ カウベルが印象的な曲にはグランド・ファンク「アメリカン・バンド」などがある
- ↑ リムショット Drumsmagazine.jp 2026年6月3日閲覧
- ↑ Brush drumsmagazine.jp 2026年6月30日閲覧
- ↑ Double-stroke 2026年6月3日閲覧
- ↑ Motion capture analysis of snare drumming technique by Aundre Wesley BUZZ_STROKE 2026年6月30日閲覧
- ↑ “Evans History”. 2026年7月1日閲覧。
- ↑ ドラム loudlandsmusic.com 2026年7月1日閲覧
- ↑ Matched Grip melodics.com 2026年7月1日閲覧
- ↑ サイドドラム スナッピー 2026年7月1日閲覧
- ↑ Best snaredum songs Drumminginsider.com 2026年6月3日閲覧
- ↑ Best snaredum songs Drumminginsider.com 2026年6月3日閲覧
- ↑ Best snaredum songs Drumminginsider.com 2026年6月3日閲覧
